内容説明
生きづらさの日々。ジャズによる感性と悟性の純化。
目次
第1章 受動的音楽療法としてのジャズ(ジャズと縄文;ジャズの歴史 他)
第2章 ジャズ鑑賞における情動喚起と調整(脳神経科学から考えるジャズの表現構造;元来、音楽と言語、聴覚と視覚が深い関係性を持つ 他)
第3章 精神医療の現実(日本の精神医療「隔離処遇」は江戸時代「座敷牢」から始まった;精神病院を捨てたイタリア、捨てない日本 他)
終章 ジャズと生きる(縄文を生きる、ジャズと生
きる;苦悩の存在論 他)
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Amazonレビュー
成美さんよりご本人同意の元転載させて頂きました。
心理学、医学、福祉から見たジャズ
2025年3月1日に日本でレビュー済み
心理学、医学、福祉の視点から、書かれた本で、シンプルにその分野でも勉強になる本です。
福祉を学んいたので、スラスラと読めました。
脳機能にジャズがどのように働くかの裏付けがしっかりされていて、ジャズが何故心地良いのかも理解できました。
著者の金子さんは、歴史の本も出されており、本当に幅広い知識を持った方で、とても勉強家な方なのだなと思いました。
最近は、似たり寄ったりの本が多く、読書離れしておりました。
金子さん独自のオリジナルな視点が盛りだくさん
で他にはない内容で面白いと思います。
あと、ライターをしていただけあり、語彙力が素晴らしく表現が豊かだと思いました。
将来、相談援助業務をする予定なので、福祉の面でも、とても勉強になりました。
自分自身もコルトレーンのジャズを習慣化していきたいです。
宮帯出版社データーベースより。
受動的音楽療法としてのジャズ
「縄文人とジャズマンの共通項は感性と悟性が純化した境涯の高さである」。縄文ジャズ療法研究所を主宰する著者が、現代人の苦悩する魂に語り掛ける新たな救い。音楽療法を今までの解釈に捉われず、脳の機能や精神医学の現実などと併せ考察する唯一無二の書。
○著者 金子好伸(かねこ よしのぶ)
1948年、神奈川県生まれ。フリーライター。縄文ジャズ療法研究所主宰。所属学会/日本音楽療法学会・日本臨床心理学会・国際縄文学協会各会員。現代デザイン研究所(河原淳ゼミ)6年修了。上智大学トーマス・インモース教授にゼミに誘われ「ユング心理学」を2年間聴講する。脳梗塞発症後、自宅受験でJADP認定メンタル心理カウンセラー授与。神奈川県立三ツ池公園共催活動「縄文人になろう会」ワークショップ2009年~2019年開催。10周年を期に勇退。現在、イオンカルチャークラブ神奈川県海老名店にて「縄文人に学ぶ持続可能な社会」2018年より毎月第一土曜日開講中。
主著:『新装・増補改訂版 ジャズる縄文人』(ミヤオビパブリッシング)